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緩い、自由、ただし行き先は廃墟。聖嶺鳳学園・オカルト研究部の活動を調査!

3 日前
読了時間: 9分
聖嶺鳳学園・オカルト研究部

聖嶺鳳学園には、全国屈指の実績を誇る部活動や、毎日夜遅くまで練習を続ける部活動が存在します。

しかし、すべての部が青春と体力の限界を同時に追い求めているわけではありません。

今回紹介するのは、学園内でも比較的緩いことで知られる「オカルト研究部」です。

厳しい練習はありません。

毎日必ず参加する必要もありません。

その日の活動内容も、基本的には個人の判断に任されています。

ここまで聞けば、気楽に学園生活を楽しめる平和な部活に思えるでしょう。

ただし、一部の部員は無断で旧校舎へ入り、休日には街中の怪しい場所を巡り、ときには廃墟まで足を運びます。

活動は緩いですが、行動範囲まで緩く考えているようです。


オカルト研究部の部室は西側校舎4階


オカルト研究部の活動拠点は、聖嶺鳳学園西側校舎4階にある部室です。

授業が終わると、部員たちはそれぞれの都合に合わせて部室へ集まります。

集合時刻は厳密に決められておらず、全員が毎日そろうわけでもありません。

部室へ来て資料を読む生徒もいれば、都市伝説について話し合う生徒もいます。

何もせずに時間を過ごしているように見える生徒もいますが、本人が「霊的な気配を観察している」と主張すれば、活動として認められる可能性があります。

かなり自由です。

吹奏楽部が朝7時から夜9時まで活動している一方、オカルト研究部は放課後になってから、来たい部員がやって来ます。

同じ学園の部活動とは思えません。

ただし、吹奏楽部員が安全な第三体育館で合奏している間に、こちらは廃墟へ向かっている場合があります。

どちらに入部した方が楽なのかは、活動時間だけでは判断できません。


部長は2年生の東雲ツカサ


オカルト研究部の部長を務めているのは、2年生の東雲ツカサです。

部長という肩書きから、怪談や心霊現象に詳しい人物を想像するかもしれません。

しかし、ツカサ本人はオカルト全般に強い関心を持っているわけではありません。

彼が扱うのは、主にタロット占いです。

幽霊、呪い、未確認生物、古代文明、宇宙人など、オカルト研究部が取り扱いそうな分野は数多くありますが、ツカサの専門はほぼタロットに限定されています。

「では、なぜオカルト研究部の部長を務めているのか?」

もっともな疑問ですが、部長だからといって、すべての怪異を愛している必要はないのでしょう。

部員たちが都市伝説について議論している隣で、ツカサが静かにカードを並べていることもあります。

部の活動を強く取り仕切るタイプではなく、基本的には部員の自主性を尊重しています。

聞こえのよい表現を使えば、自由を大切にする部長です。

別の表現を使えば、部員が勝手に旧校舎へ行っていることがあります。


タロット占いは説得制


ツカサは、ときどき悩みを抱えた生徒から相談を受け、タロット占いを行います。

恋愛、進路、人間関係、SSPランク、次の聖嶺鳳ゲームに関する不安など、相談内容はさまざまです。

占いの結果を伝えるだけでなく、カードが示した内容をもとに、相談者へ助言をすることもあります。

ただし、ツカサはいつでも快く占ってくれるわけではありません。

彼の占いは、学校が提供する相談窓口でも、オカルト研究部の無料体験サービスでもないからです。

占ってもらうには、それなりにツカサを説得する必要があります。

どうして占ってほしいのか。

なぜ今でなければならないのか。

その悩みに対して、本人はどこまで真剣に向き合っているのか。

少なくとも、「暇だから今日の運勢を見て」という程度では、カードを取り出してもらえない可能性があります。

相談する前に、占い師を占う気分にさせなければなりません。

すでに最初の試練が始まっています。

もっとも、説得に成功すれば、ツカサは相談内容と真剣に向き合います。タロットの結果を一方的に押しつけるのではなく、相談者が次にどう行動するべきかを考え、彼なりの言葉で助言をします。

占いの結果がよかった場合は、安心して帰ることができるでしょう。

結果が悪かった場合は、未来を変えるための助言を聞いてください。

占ってもらえなかった場合は、説得方法から見直してください。


副部長・有村ジェシカ


オカルトに関する知識では、部長のツカサよりも副部長の有村ジェシカが上です。

都市伝説や怪奇現象に対する関心が強く、調査にも積極的。

オカルト研究部らしい人物を一人挙げるなら、ジェシカの名前が最初に出てくるかもしれません。

部長がタロットカードを並べている間に、副部長は次の調査場所を探しています。

部長が相談者へ助言をしている間に、副部長は旧校舎へ入る方法を考えています。

役割分担として正しいのかは分かりませんが、それぞれの得意分野を活かしていることだけは確かです。

ただし、ジェシカは好奇心と行動力が強すぎるため、部員の中でも特に悪目立ちすることがあります。

その代表例が、旧校舎への無断侵入です。


旧校舎への無断侵入


聖嶺鳳学園の旧校舎には、さまざまな噂があります。

誰もいない教室から声が聞こえる。

廊下に見知らぬ生徒が立っている。

使われていない部屋で、何者かが儀式を行っている。

真偽不明の話ばかりですが、オカルト研究部員にとっては非常に魅力的な調査対象です。

もちろん、興味があるからといって無断で入ってよい場所ではありません。

しかし、一部の部員、特にジェシカは、調査への情熱が校則を上回ることがあります。

旧校舎へ入り、噂の発生地点を確認したり、写真や記録を残したり、ときには正体不明の儀式を試みたりすることもあるようです。

本人たちは「現地調査」と呼んでいます。

学校側は「無断侵入」と呼ぶ可能性があります。

名称については両者の間で大きな隔たりがあります。

オカルト研究部全体が問題行動を繰り返しているわけではありません。

しかし、数名の積極的な部員によって、部全体が怪しい集団として見られてしまうことがあります。

なお、旧校舎で本当に怪異が起きたのかについては、明確な記録が残されていません。

記録がないから何も起きていないのか、記録を残せないことが起きたのか。

ジェシカに尋ねれば、後者だと答えるでしょう。


内容は、その日の気分次第


オカルト研究部には、吹奏楽部のような厳密な練習計画はありません。

基本的な活動内容は、各部員の判断で決まります。

例えば、次のような活動が行われています。


  • 学園内で噂される怪談や都市伝説の収集

  • 過去の記録や古い資料の調査

  • 部員同士での怪奇現象に関する情報交換

  • タロット占い

  • 噂の現場を訪れる実地調査

  • 街中に残る都市伝説の検証

  • 廃墟や曰くのある場所の探索

  • 何となく部室に集まって雑談


最後の項目が最も安全です。

部員全員が同じ活動をする必要はなく、興味のある分野を個別に研究できます。

心霊現象が好きな生徒、占いが好きな生徒、都市伝説が好きな生徒など、それぞれの関心に応じて活動できるのが特徴です。

「今日は特に調べたいことがない」という日があっても問題ありません。

そうした日は、部室で静かに過ごすこともできます。

その隣で、別の部員が「今夜、廃墟に行かない?」と相談している可能性はあります。

参加するかどうかは個人の判断です。

断る勇気もまた、オカルト研究部で身につけるべき能力の一つでしょう。


学園の外へ向かう部員たち


オカルト研究部の調査範囲は、聖嶺鳳学園の中だけに限られません。

都市伝説の手がかりを求めて街中を歩いたり、噂になっている建物を確認したり、廃墟へ足を運んだりする部員もいます。

学園を離れて行う活動についても、基本的には部員の自主性が強く反映されます。

そのため、部員がどこへ行き、何を調査しているのかを、部長がすべて把握しているとは限りません。

ツカサが部室でタロット占いをしている頃、ジェシカたちは街外れの廃墟にいるかもしれません。

部長と副部長の物理的な距離が、活動方針の違いをよく表しています。

なお、廃墟は危険です。

床が抜ける、建物の一部が崩れる、所有者や管理者が存在する、立入禁止区域になっているなど、心霊現象とは関係のない現実的な危険があります。

オカルト研究部で最も警戒するべきものは、幽霊ではなく、老朽化した床と学校からの処分かもしれません。


緩い部活だが、安全とは限らない


オカルト研究部には、厳しい上下関係や過酷な練習はほとんどありません。

参加頻度も比較的自由で、自分が興味を持ったテーマを自分のペースで調べられます。

そのため、聖嶺鳳学園の中では「緩い部活」として認識されています。

しかし、緩いという言葉を「何をしてもよい」という意味で受け取ってはいけません。

旧校舎へ無断で入る。

夜間に怪しい場所を調査する。

街中の都市伝説を追って遠くまで出かける。

一部の部員は、厳しい練習の代わりに、別の種類の危険へ自ら近づいています。

毎日走り込みをする必要はありません。

一音のミスを全員に見られることもありません。

その代わり、暗い廊下の奥から聞こえた音が、本当にただの風だったのかを自分で確認しなければならない場合があります。

体力的には緩くても、精神的に緩いとは限らない部活です。


なぜ一部の生徒を強く惹きつけるのか


オカルト研究部のような部活動は、ほかの高等学校ではあまり見られません。

その珍しさから、一部の生徒には非常に魅力的に映るようです。

普通の部活動では体験できないことをしてみたい。

学園に隠された秘密を知りたい。

誰も確かめていない噂の真相を、自分の目で見たい。

タロット占いを学びたい。

単純に、放課後を自由に過ごせる部活へ入りたい。

入部理由はさまざまです。

特に、怪談や都市伝説が好きな生徒にとっては、好きな分野を本格的に調査できる貴重な環境です。

活動方針を細かく決められない自由さも、この部の魅力でしょう。

一方で、好奇心が強すぎる生徒が集まりやすいからこそ、ときどき問題が起きます。

謎を追いかけることと、校則を破ることは同じではありません。

この違いについては、特に副部長に改めて確認していただきたいところです。


入部に必要なのは、好奇心と自己判断


オカルト研究部は、毎日厳しい活動を続ける部活ではありません。

専門的な知識や霊感がなくても、オカルトや占い、都市伝説に少しでも興味があれば活動に参加できます。

ただし、自由度が高いからこそ、自分で考えて行動する必要があります。

どこまで調査するのか。

どの噂を信じるのか。

危険な誘いを断るのか。

旧校舎へ向かうジェシカを止めるのか、それとも一緒についていくのか。

部員一人ひとりの判断が問われます。

東雲ツカサのタロット占いを目的に入部するのもよいでしょう。

ただし、同じ部員になったからといって、無条件で占ってもらえるとは限りません。

まずは本人を説得してください。

厳しい練習も、大会に向けた重圧もない。

けれど、ほかの部活では決して味わえない、不思議で少し危険な放課後が待っている。

それが、聖嶺鳳学園オカルト研究部です。


あなたは西側校舎4階の扉を開けてみたいですか?

もし部室に誰もいなかった場合は、まだ部員が来ていないか、すでに全員で旧校舎へ向かったかのどちらかです。

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