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初めてのゲーム制作、大作から作る?小さなゲームから作る?個人開発者が考えてみた

9月3日
読了時間: 5分
初めてのゲーム開発画像

初めてのゲーム制作

伊勢崎です。

「ゲームを作ってみたい!」

そう思ったとき、皆さんはどんなゲームを想像しますか?

広大な世界を自由に冒険できるオープンワールド。何十時間も遊べるRPG。オンラインでたくさんのプレイヤーが遊べるゲーム。

せっかく自分でゲームを作るなら、「自分が本当に作りたいゲームを作りたい!」と思うのは当然だと思います。

でも、初めてのゲーム制作でいきなり大作に挑戦するのは、本当に良いのでしょうか?

今回は個人でゲームを制作している自分の経験も交えながら、「最初から大作を作るべきか、それとも小さな作品から始めるべきか」について考えてみます。


結論:最初は小さなゲームがおすすめ

いきなり結論から言ってしまうと、自分は小さなゲームから始めることをおすすめします。

理由は単純で、

「ゲームを完成させる」という経験ができるからです。

ゲーム制作を始めると、

「タイトル画面も作りたい」「セーブ機能も欲しい」「キャラクターを増やしたい」「実績も入れたい」「もっとステージを増やしたい」

と、どんどんやりたいことが増えていきます。

一つひとつは簡単そうに見えても、それを全部実装しようとすると開発期間はどんどん長くなります。

最初のゲームでそれをやってしまうと、完成する前に疲れてしまう可能性があります。


小さなゲームでも学べることは多い

「簡単なゲームを作っても勉強にならないのでは?」

と思うかもしれません。

でも、実際に作ってみるとそんなことはありません。

自分が初めて作ったゲームは『脳トレじゃんけん』という非常にシンプルな作品でした。

画面に表示された指示に従って、グー・チョキ・パーを選択する。

ゲーム内容だけを聞けば、とても簡単です。

それでも実際にゲームとして完成させるには、

・ボタンを押したときの処理・ランダムで問題を出す処理・正解と不正解の判定・スコアの管理・UIの表示・ゲーム開始と終了の処理

など、いろいろな仕組みが必要になります。

小さなゲームでも、「ゲームを一本作るために必要な基本」はたくさん詰まっています。


大作は「作りたいもの」が増え続ける

大きなゲームほど怖いのが、開発途中でアイデアが増えていくことです。

最初は10ステージの予定だった。

でも作っているうちに、

「もう5ステージ追加したい」

「キャラクターごとのストーリーも欲しい」

「ショップも作ろう」

「実績も追加しよう」

「せっかくだからオンラインランキングも……」

となっていく。

これを繰り返すと、いつまで経っても完成しません。

個人開発の場合、企画を止めてくれる人もいません。

自分が「入れたい!」と思えば、いくらでも機能を追加できてしまいます。

自由だからこそ、自分で「ここまで」と決めることが大切だと思っています。


小さなゲームを「完成」させることが大事

個人的には、

大作を20%作るより、小さなゲームを100%完成させる。

最初のうちは、こちらの方が良い経験になると思っています。

ゲームが動くだけなら、まだ開発途中です。

タイトル画面を作る。ゲームを開始できるようにする。最後まで遊べるようにする。ゲームオーバーを作る。音を入れる。UIを整える。バグを確認する。ビルドする。実際に公開する。

ここまでやって、ようやく「一本のゲームを作った」という経験になります。

この一連の流れを一度経験しておくと、次のゲームを作るときに、

「ここは意外と時間がかかる」

「この機能は後回しでもいい」

「この規模なら一人でも完成できそう」

といった判断ができるようになります。


じゃあ、大作を作ってはいけないの?

もちろん、そんなことはありません。

「どうしてもこのゲームを作りたい!」

という強い気持ちがあるなら、最初から挑戦するのも一つの選択だと思います。

自分が作りたいものを作れることこそ、個人ゲーム開発の面白さでもあります。

ただし、大きなゲームを作るなら、最初からすべてを完成させようとしないことをおすすめします。

例えばRPGを作りたいなら、いきなり50時間遊べるRPGを目指すのではなく、

「一つの町」「一つのダンジョン」「一回の戦闘」「一つのボス」

だけでもいいので、まずは最小構成でゲームとして成立させてみる。

そこから少しずつ拡張していけば、大作を目指しながら「完成させる経験」も積むことができます。


自分も少しずつ規模を大きくしてきた

自分も最初から現在のようなゲームを作っていたわけではありません。

最初は『脳トレじゃんけん』のような小さなゲームから始まりました。

そこからゲーム制作を続けていき、現在は『GALAXY BEAT』のようなリズムゲームや、『聖嶺鳳学園物語』のようなノベルゲームなど、以前より規模の大きな作品も制作するようになりました。

小さなゲームを作った経験が、その次のゲームにつながっていく。

個人的には、この積み重ねがかなり大切だったと思っています。


最初のゲームは「完成できそう」で選んでみる

これから初めてゲームを作るのであれば、

「一番作りたいゲームは何か?」

だけではなく、

「今の自分でも完成させられそうなゲームは何か?」

という視点でも考えてみてください。

じゃんけんゲームでもいい。

クリックゲームでもいい。

簡単なパズルでもいい。

一つのステージしかないアクションゲームでもいい。

規模が小さくても、自分で考えたゲームが実際に動いて、最後まで遊べるようになったときの達成感はかなり大きいです。

そして一本完成したら、次は少しだけ難しいゲームを作ってみる。

それを繰り返していけば、最初は「絶対に作れない」と思っていたゲームにも、少しずつ手が届くようになるかもしれません。


まとめ

初めてゲーム制作に挑戦するなら、自分は小さな作品から始めることをおすすめします。

大切なのは、最初からすごいゲームを作ることではありません。

まずは、

「自分のゲームを一本完成させた」

という経験を作ること。

小さな作品でも、企画して、実装して、調整して、完成させて、公開するところまで経験すれば、次のゲーム制作で必ず役に立ちます。

そして少しずつ、自分が作れるゲームの規模を大きくしていく。

いつか本当に作りたかった大作に挑戦するとき、それまでに完成させてきた小さなゲームたちが、きっと大きな力になってくれるはずです。

 
 
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